「spontaneous」という英語をご存知でしょうか?
カタカナで無理やり発音を書くと「スポンテイニアス」となります。
あまり見かけない単語ですが、以下のようの意味があります。
自発的な
進んでする
自然に起きる
自動的な
自発的というと「voluntary(自発的な)」を思い浮かべる人が多いと思います。
「voluntary」はボランティアと同源の形容詞です。
「voluntary」と対比して使われる英語の1つが「involuntary」です。
こちらは「無意識な」という意味があります。
「voluntary」は「意識的(自発)」、「involuntary」は「無意識」となりますが、
「spontaneous」はこれら両方の意味を持ちます。
対比する意味の両方を持つのは不思議ですが、
「spontaneous」の対する単語は「forced(強制された)」であり、
この単語の根源には「強制されないで発生した」という共通概念があるのでしょう。
なお今では「spontaneous」は「involuntary」と同じ意味(つまり「自然に起きる」)
で使われることが多いそうです。
例えば、「自然発火」は
spontaneous combustion
と言います。(「combustion」は「燃焼」という意味)
またストリートパフォーマンスで、
通りすがりの人が突然にセッションに加わるなどといった
自然発生的なイベントを、
spontaneous street performance
と言ったりします。