スポーツの試合では体調不良や懲罰などの事情で不戦勝になることがあります。
不戦勝となるということは、相手が棄権しているということでもあります。
英語では不戦勝と棄権はあまり区別して使ってないように見えます。
まずは英語の例文です。
I won the match by default.
(その試合は不戦勝でした。)
「default」は日本でも「何もしていない状態」のことを
「デフォルト」のように言いますが、
それ以外にも「不参加」「棄権」「欠席」という意味があります。
「不戦勝」は、
win by default
のように「棄権により勝利した」という表現になります。
なお「棄権」「不戦勝」を意味する英語は「default」の他にもたくさんあります。
walkover
retirement
withdrawal
forfeit
abstention
正直これらの明確な違いはよくわかりませんでした。
「walkover」は略して「W.O.」とも書きます。
この単語は「棄権」ではなく「不戦勝」として使うことができます。
「default」と共にネットでよく見かけました。
「retirement」は単語から推測すると「途中棄権」ではないかと思います。
「withdrawal」は「撤退」という意味ですが、
試合が始まる前に棄権する場合に使われるのではないかと思います。
「forfeit」は「没収」という意味です。
「没収試合」などに使われます。
「abstention」はスポーツではなく、
投票の「棄権」など選挙で使われるようです。
なおスポーツの世界でも錦織圭がよく棄権するテニスでは、
明確に「default」「walkover」「withdrawal」「retirement」
を区別しているようです。
使われ方は競技によって、まちまちかもしれませんが、
NHKの「ニュースで英会話」では「default」が紹介されていました。