困難などを乗り越えたとき、以下のような英語表現を使います。
get over 〜
get through 〜
どちらも「〜を乗り越える」「〜を乗り切る」などの意味があります。
英語の例文です。
He got over his illness.
(彼は病気を乗り越えた。)
We need to get through the financial crisis.
(我々は金融危機を乗り越えなければならない。)
ちなみにイーグルスの「get over it」という曲があります。
これも「困難を乗り越えろ!」という意味で使われています。
英語のネット掲示板で調べたところ、
「get over」と「get through」には使い方に違いがあるらしいです。
■get over
病気や精神的な困難を乗り越える。
どちらかというと「立ち直る」に近いそうです。
立ち直った後は、もう過去のことは影響してません。
■get through
こちらは上記(get over)以外という感じでしょうか。
例えば、仕事が忙しかったり、猛暑など厳しい季節、経済的な困難などを乗り換える場合です。
それ相応の努力が必要です。
乗り越えた後にもトラウマが残ったりすることもあります。
2つとも切り分けがあいまいなところもありますが、
複数の人がこのような違いに言及されていました。
なお「get through」に似た英語表現に「go through」がありますが、
困難を「経験する」という意味です。