英語と日本語の違いで戸惑いやすいことの1つとして、
否定疑問文の答え方があります。
例えば、日本語では、
あなたは彼が嫌いですか?
の答えとして、
■好きな場合
いいえ、好きです。
■嫌いな場合
はい、嫌いです。
となります。
一方英語の場合、
You don't like him?
の答えとして、
■好きな場合
Yes, I do.
■嫌いな場合
No, I don't.
となります。
このように、
英語と日本語では答え方が正反対になります。
このことは結構知られている話です。
ただ、答えが一言で「Yes」「No」のみの場合、
意味があいまいになることがあるそうです。
例えば、先ほどの英文で以下のように答えたとします。
■質問
You don't like him?
■返答
Yes/No.
この場合、どちらともとれるみたいです。
つまり、下記のパターンがあるそうです。
Yes. (I don't like him)
Yes. (I like him)
No. (I don't like him)
No. (I like him)
この辺は英語学習者の中でも混乱している人もいるようで、
ネイティブスピーカーも様々な意見がありました。
なぜ、このようなことを調べたかというと、
アヴィーチーという人の曲で「Wake me up」というのがあるのですが、
そのプロモーションビデオの中で、下記のセリフがあります。
A子:The others, they don't like us.
B子:Yeah, I know.
A子:Why?"
A子が「私達のこと嫌いみたい」、
B子が「そうね」と言っています。
このときB子は「Yeah」を使っています。
英語では「No」だと思っていたので、
調べてみたわけです。
もし、明確に答えたい場合は、
「Yes」「No」だけじゃなく、
「I do」「I don't」までちゃんと言うと良いそうです。
Yes, I do.
No, I don't.