何も考えていないなのか、あるいは空想に耽っているのか、
ときには「ぼけーっとする」ことがあると思います。
今回はこの「ぼけーっとする」を英語で表現してみます。
表現はいくつかあります。
■space out
「space out」は通常「一定の間隔をあけて並べる」を意味しますが、
スラングで「ぼけーっとする」という意味があります。
I was spacing out.
(私はぼけーっとしていました。)
あまり辞書には載っていません。
■veg out
「veg out」も「ぼけーっとする」という意味です。
口語表現であり「veg」だと辞書に載ってないこともあります。
「veg」は「vegetate」の略です。
語源は「野菜」の「vegetable」と同じです。
「vegetate」は「何もしないで暮らす」という意味があります。
野菜(植物)は動かないことに由来しているみたいです。
英語の例文です。
I veg out everyday in the room.
(私は毎日部屋でぼけーっとしている。)
■daze
「daze」は「ぼうっとさせる」「茫然とさせる」という意味の動詞です。
上記2つとは少し使い方が異なり、「ぼけーっとする」というより、
困惑や混乱して、あるいは物理的に衝撃を受けたりして、
「ぼーっとする」という意味で使われます。
思考停止状態になってる感じでしょうか。
受け身の形で使われることもあります。
英語の例文です。
The news dazed him.
(そのニュースを聞いて、彼をぼうっとした。)
名詞として使って「in a daze」とすることもあります。
He is in a daze.
(彼はぼうっとしている。)
■その他
その他、以下のような英語もあります。
・absent-minded
形容詞で「ぼんやりした」という意味です。
何も考えていない、あるいは他のことに気をとられている時に使います。
文字通り、心(minde)が欠けている(absent)状態です。
・zone out
これも「ぼけーっとする」という意味です。
地域(zone)の外(out)にいる状態から来ています。
・daydream
「daydream」は「空想に耽る」という意味の動詞です。
空想してぼけーっとしている感じです。
・blank
形容詞で表情が「ぽかんとしている」場合に使われます。
以上、類似表現も含めて、英語表現はいろいろあります。
辞書に載ってないような口語表現・スラングも多いですが、
いくつか覚えておくとよいかと思います。