パンの生地をこねたり、
陶芸で土をこねたりするときの「こねる」(漢字では「捏ねる」と書く)は
英語でどのように表現するのでしょうか?
まず生地をこねる場合ですが、
以下の英語表現を使います。
Let's knead the dough.
(生地をこねましょう。)
「knead」が「こねる」「練る」という意味です。
発音は「ニード」です。
ちなみに「生地」は「dough」です。
これは「ドウ」と発音します。
次に「土をこねる」ですが、
これも「knead」が使えます。
英語の例文です。
I need to knead the clay to remove air pockets.
(空気を抜くために土をこねる必要があります。)
使い方は先ほどと同様です。
「土」を意味する英語には「soil」や「earth」などがありますが、
陶芸の場合、粘土を表す「clay」を使っています。
余談ですが「earth」は「地球」という意味が有名ですが、
「土」「土壌」という意味もあります。
「土器」は英語で「earthware」と言います。
陶芸の場合、「knead」の他に「wedge」もよく使われます。
I need to wedge the clay to remove air pockets.
(空気を抜くために土をこねる必要があります。)
使い方は「knead」と同様ですが、「こねる」という意味はなく、
「くさびで留める」「無理やり割り込む」の意味があります。
意味的な違いは「wedge」の方が少し幅広いということです。
空気を抜いたり、密度を均等にするために
テーブルに叩きつけたり、2つの土を1つにくっつけたり、こねたりする
行為全般を指すようです。
つまり「knead」は「wedge」の作業の1つということですね。
ちなみにゴルフのウェッジもこの「wedge」が由来です。
形がくさびに似ているだからだとか。
「wedge」は名詞で「くさび」という意味があるのです。
この他「こねる」には「pug」という英語もありますが、
あまり見かけないので、それほど使われない単語かもしれません。