「つぶやく」といえば、いまやツイッターを思い浮かべますが、
「つぶやき」という意味で使ってる「tweet」に
「つぶやき」という意味はありません。
「つぶやく」に近い英語は、以下のような単語です。
mutter
murmur
mumble
なんか全部似たようなスペルですが微妙なニュアンスの違いがあります。
まず「mutter」ですが、
やや不満を持った内容をつぶやく時に使われます。
ぶつぶつ不平を言う感じです。
次に「murmur」ですが、
無意識のうちに小さい声でつぶやいてる感じです。
「mumble」は「ぶつぶつ/ぼそぼそ言う」という意味があり、
誰かに話しているけど、あまり自信が無かったり、
聞かれたくなかったりで、声が小さくなっている感じです。
聞き取りにくいというニュアンスがあるみたいですね。
実際には「murmur」と区別なく使ってる場合も多いみたいです。
むしろ「mumble」の方がよく見るかも。
この3つの英語は、スペルも意味も似ているため、よく比較されます。
少し意味が離れていきますが、この他にも似ている英語があります。
utter
(うなり声やため息を発する)
grumble
(ぶつぶつ不平を言う)
stutter
(どもる、口ごもる)
スペルが似てるのは偶然なのでしょうか。
最後にツイッターの話に戻します。
冒頭で「tweet」に「つぶやき」という意味は無いと言いましたが、
「tweet」の正しい意味は「(鳥の)さえずり」です。
そしてその動詞「さえずる」という英語が「twitter」です。
なお「twit」は「なじる」という意味です。
「tweet」を「つぶやく」としたのは意訳だそうです。
なんだかややこしいですね。