誰かが事件の犯人に疑われ、思いっきり否定したい場合に
「(だれだれ)に限って〜」という表現がありますが、
これを英語にしてみましょう。
「限る」だと「limit」を思い浮かぶかもしれませんが、
「limit」は使いません。
表現はいろいろありますが、
例えば以下のような英文があります。
He/She is the last person to do such a thing.
(あの人に限ってそんなことはしません。)
He/She would be the last person to do such a thing.
(同上)
「the last person to 〜」で「最も〜しない人」
つまり「絶対〜しない人」のようになります。
「last」は「最後の」という意味の形容詞ですが、
「最も〜しそうでない」という意味があるわけです。
ちなみに「last」は「late」の最上級です。
またbe動詞ですが、代りに「would be」を使う場合もあります。
もう1つのポイントは「あの人」です。
「あの人」を英語にしようとすると、
「that man」のようにしがちですが、普通に「he」や「she」を
使っていいみたいです。
最後にまったくの余談ですが、
昔は男も女も三人称は「彼」を使っていました。
しかし英語が「he」と「she」に分かれていたため、
その訳語として「彼」に「女」を付けて「彼女」としたそうです。
以前NHKの英語語学番組「トラッドジャパン」でそう説明されてた気がします。