今回は話す英語とは直接関係ないですが、
イギリス・アメリカ・日本の学校制度(小学校〜高校まで)の違いを調べてみました。
イギリスとアメリカは日本のように制度が一貫しているわけではなく、
地域などによって制度が異なるので、なかなかややこしかったです。
自信がないところもありますが、自分が調べた情報をまとめてみました。
■イギリス
イギリスの学校制度は公立と私立(独立学校)で異なります。
@公立(state school)
学校 | 英語 | 年数 | 備考 |
---|---|---|---|
小学校 | Primary School | 6年 | 幼児部2年、下級部4年 |
中学校 | Secondary School | 5年 | |
高校 | Sixth form | 2年 |
公立の場合、小学校・中学校・高校の年数は6-5-2が主流です。
義務教育は小学校〜中学校の11年間です。
小学校は幼児部と下級部に分かれています。
中学校は総合制中等学校(comprehensive school)へ入学するのが主流ですが、
選抜制のグラマースクール、モダンスクールもあります。
小学校から中学校までの期間は4段階に分けられ、
それはキー・ステージと呼ばれます。
各年齢は以下のとおりです。
キー・ステージ1(5〜7歳) 小学校・幼児部
キー・ステージ2(8〜11歳) 小学校・下級部
キー・ステージ3(12〜14歳) 中学校・低(中)学年
キー・ステージ4(15〜16歳) 中学校・高学年
キー・ステージ4の最後にはGCSEと呼ばれる試験を受けます。
GCSEはGeneral Certificates of Secondary Educationの略で義務教育修了した証となります。
高等教育は2年間のシックスフォームという呼ばれる課程となります。
ここでA Levelという大学受験資格を取得します。
A LevelはGCE Advanced Levelの略です。
A私立(independent school)
一方私立は、以下の年数が主流のようです。
教育レベル | 名前 | 年齢 |
---|---|---|
初等教育 | プリプレップスクール | 5歳(2歳の場合もあり?)〜7歳 |
初等・中等教育 | プレップスクール | 7歳〜13歳 |
中等教育 | パブリックスクール | 13歳〜18歳 |
義務教育は公立と同じ16歳までです。
パブリックスクールは英語をそのまま訳すと「公立」になりそうですが、
この場合は私立の中等教育のことです。
私立だけに制度はいろいろあるようです。
■アメリカ
学校 | 英語 | 年数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
幼稚園 | Preschool | - | - | ・6歳未満(Pre-kindergarten) ・最後の1年・年長組(Kindergarten?) |
小学校 | Elementary School | 5年 | 6年 | |
中学校 | Middle school Junior high school | 3年 | 2年 | |
高校 | High School | 4年 | 4年 |
まずアメリカでは小学校入学前に就学前教育のようなものがあるそうです。
(※ないところもあり)
日本の幼稚園の年長組にあたり、小学校からの教育に備えます。
小学校前の教育を英語ではPreschoolといい、
その中で最後の一年をKindergartenというようです。
就学年齢や義務教育、教育年数は州によって異なりますが、
小学校・中学校・高校の年数は5-3-4、6-2-4が主流です。
義務教育は5〜7歳から始まり、16歳〜18歳で終了となります。
日本より期間は長いですね。
ちなみに16歳で終了する場合は、高校一年生という中途半端な学年で終わるようです。
学年の呼び方は日本のように小学校〜年生のようではなく、
以下のように通年で呼びます。
1st grade 〜 12th grade
最後の4年間は大学のような呼び方もあります。
9th grade freshman
10th grade sophomore
11th grade junior
12th grade senior
またKindergartenから12th gradeまでの期間を、
K-12
と言います。
学期のスタートも州によって様々です(9月が多い?)。
■日本
あまり説明はいらないかと思いますが一応。
学校 | 英語 | 年数 |
---|---|---|
小学校 | Elementary School | 6年 |
中学校 | Junior high school | 3年 |
高校 | High School | 3年 |
義務教育は中学まで。
学期のスタートは4月です。
なぜ日本だけ4月かという理由は諸説あるようですが、
政府の会計年度が4月〜3月だったからそれに合わせたというのが有力のようです。
個人的には桜の季節でよかったと思います。
戦後アメリカの教育制度を参考にしたらしく、
英語での呼称などを含めアメリカに似ているところが多いようです。
以上、地域や学校によって制度は異なりますし、
私がネットで調べてまとめたものですので、
間違えてるところもあるかもしれませんが、
だいたいはこんな感じかと思います。