日本語同様、英語にも言葉を省略したり短縮したりすることはよくあります。
例えば、会社を表す「Co.」、バージョンの「Ver.」、
文章でよく見かける「don't」や「they're」などがあります。
さて「省略する」あるいは「短縮する」という意味の英語ですが、
3つほど紹介します。
■abbreviate
名詞形は「abbreviation」です。
これは文字の後半を省略する場合に使われます。
例えば、先ほどの「Co.」「Ver.」です。
これは「Company」の略で、3文字目以降が省略されています。
「Ver.」も4文字目以降が省かれています。
また最後はピリオドで終わります。
では「abbreviate」を使った英語の例文です。
We abbreviate Company to Co.
(CompanyはCo.と略します。)
■contract
名詞形は「contraction」です。
これは文字(あるいは2つの単語)の最初と最後を残して、中間を省略する場合に使われます。
例えば、先ほどの「don't」「they're」や「department」を省略した「dept」などです。
この場合、最後にピリオドは付与されません。
では英語の例文です。
These words are contracted.
(これらの言葉は短縮されています。)
■omit
これも「省略する」という意味の英語ですが、
「abbreviate」「contract」とは少し使い方が異なります。
ちょっと極端ですが、わかりやすく説明するために、
「Co.」を説明した以下の例文を見てください。
"mpany" is omitted from "Company".
("Company"から"many"が省略されます。)
このように実際に省かれる文字や言葉などを指定します。
もう1つ英語の例文です。
He omitted my name from the list.
(彼は名簿から私の名前を除外した。)
文字の省略より、上記のような感じで使われることが多いかと思います。
さて3つの単語を違いと共に紹介しましたが、
ネイティブが実際にこのような違いを意識して使っているかはわかりません。
あるいは形骸化しているかもしれません。例外もあるかと思います。
ただネットで調査したところ、このような解説がいくつかありました。
最後におまけですが、名前を省略するときは「short」が使えます。
昔紹介したフルハウスのセリフからです。
I'm D.J. That's short for Donna Jo.
(ドナジョー。DJよ)
「A is short for B」で「AはBを短くした呼び名です。」
となります。