今回は階段の上り下りなどに関する英語表現を紹介します。
さっそく以下の英文をみてください。
Go upstairs.
(上の階へ行ってください。)
Go downstairs.
(下の階へ行ってください。)
「upstairs」「downstairs」は副詞で、
「階上へ」「階下へ」という意味です。
では、次の英語を見てください。
Go up the stairs.
(階段を登ってください。)
Go down the stairs.
(階段を降りてください。)
「stairs」は「階段」という意味の名詞です(正確にはstairの複数形)。
さて「upstairs」と「up the stairs」、
「downstairs」と「down the stairs」の違いですが、
go upstairs
とすると、「階上へ行く」という意味になります。
要はフロアの移動を意味しており、必ずしも階段を使う必要はありません。
インターネットの英語掲示板では、
主に「1つ上のフロア」を指す(特に2階)という意見もありましたが、
実際には2つ上でも3つ上でも使えるようです。
但し、何階か分かってる場合は、以下のような英語表現を使うとより明確です。
go to the third floor
(3階へ行く)
go to the last floor
(最上階へ行く)
「upstairs」の特徴は、階の移動なので、特殊な建物を除き、
デパートや家などの室内でしか使わないということです。
次に「up the stairs」ですが、
これは純粋に「階段を上る」という意味です。
go up the stairs
が正確な表現ですが、
「the」を省略することもあるらしく、
その場合、聞いただけでは「upstairs」との違いが分からないかもしれません。
go up stairs
ちなみに、
walk up the stairs
という表現も使うそうです。
「downstairs」「down the stairs」の違いも同様です。
最後に、仮に公園の階段を上る場合は、
以下どちらの英語を使うか分かるでしょうか?
@go upstairs
Ago up the stairs
答えはAです。
室内ではないし、階を上がるわけではないので、
@は使えません。
一方デパートの中では、
@に加えて、実際に階段を上ることもあり得ますのでAも使えます。