「没頭する」は英語で「absorbed」「engaged」などを使います。
まず「absorbed」ですが、「absorb」は「吸収する」という意味で有名ですが、
「夢中にさせる」「没頭させる」という意味もあります。
たいていはこれを受動態にして使います。
英語の例文です。
He is absorbed in studying English.
(彼は英語の勉強に没頭しています。)
前置詞には「in」が使われます。
次に「engaged」です。
これも「婚約している」や「従事している」という意味で知られていますが、
原義は「拘束する」から来ています。
そこから「没頭させる」と言う意味もできました。
「absorb」と同様に受動態で使われます。
こちらも英語の例文です。
He is engaged in reading a book.
(彼は本を読むのに没頭しています。)
前置詞は「in」を使います。
「absorbed」と使い方はほとんど一緒ですね。
類似表現も紹介します。
「取りつかれた」という意味の「obsessed」です。
以下のように使います。
He is obsessed with AKB48.
(彼はAKB48に夢中です。)
「取りつかれた」と訳すとやや怖い(笑)ので「夢中」と訳しました。
「occupied」なんかもあります。
「occupy」は「占める」「占領する」などの意味ですが、
「心が〜に占領されている」「そのこと以外に考えられない」などの
ニュアンスで使われたりします。
前置詞は「with」になります。
He is occupied with other things.
(彼は他のことで頭がいっぱいです。)
なお「occupied」は「忙しい」という意味もあります。
余談ですが、これらを調べてるうちに、
日本語の「没頭する」「夢中になる」「熱中する」の違いが
よくわからなくなりました。
英語を勉強していると日本語に対しても疑問がわくことが多々あります。
日本人として英語だけでなく日本語も勉強しなければいけないと思う今日この頃です。