日本語の「面白い」は範囲が広く、いろいろな場面で使えますが、
英語では使う状況によって、いくつか単語が分かれます。
よく知られている英語は「interesting」「funny」「fun」です。
以下の例文で比較してみましょう。
The book is interesting.
The book is funny.
The book is fun.
これは全て「その本は面白い」と訳すことができますが、
ニュアンスはやや異なります。
■interesting
まず「interesting」ですが、
その意味どおり「興味をそそられる」というニュアンスです。
つまり読んでる本が自分の趣味である本だったり学術的な本だったりするかもしれません。
「興味をそそるもの」が主語にきます。
■funny
次に「funny」ですが、
これはどちらかというと「可笑しい」というニュアンスです。
ジョークを言われて笑ってしまった場合など、笑うくらい面白い場面で使われます。
例えば以下の英語を見てください。
The comedian is funny.
(あのコメディアンは可笑しい)
これは笑ってしまうくらい面白いコメディアンということになります。
■fun
最後に「fun」です。
一般的に日本語の「面白い」は形容詞なので、
日本人としては「interesting」や「funny」が思い浮かびますが、
上記の2つのニュアンスに合わないケースも多々あります。
例えば「サッカーを見て面白かった」「動物園行って面白かった」などは、
「interesting」でも「funny」でもない気がします。
そこで「fun」ですが、
これは主に名詞として使われます。(形容詞の使い方もあるようです)
英語の例文です。
It was fun.
(それは面白かった。)
「fun」は不可算名詞ですので冠詞は不要です。
「a lot of」と一緒に使われることもあります。
It was a lot of fun.
(とても面白かった。)
「fun」は「楽しかった」と訳すこともできます。
では、どのようなシチュエーションで「fun」を使えばいいかというと、
「よい時間」を過ごした場合などに使われます。
英語でいうと「have a good time」な場合です。
なので、幅広い状況で使われるのではないかと思います。
最初に紹介した例文の
The book is interesting.
The book is fun.
ですが、この場合はかなり似たようなニュアンスになるかもしれません。
その他「面白い」という意味の英語でなくても、
使える単語はいろいろあります。
・exciting
・fantastic
・amazing
・great
例えば、
The football game was exciting!
とすれば「サッカーの試合は面白かった!」と訳せますし、
It's a great movie.
とすれば「それは面白い英語です。」と訳すこともできるでしょう。
状況によっていろいろ使い分けてみましょう。