今回は「偶然」と「故意」に関する英語表現です。
まず「偶然」のほうです。
「偶然に」「たまたま」というのは英語で、
by chance
by accident
を使います。
英語の例文です。
I met her by chance yesterday.
(私は昨日偶然に彼女に会いました。)
I discovered the fact by accident.
(私は偶然その事実を発見した。)
「by accident」は「accidentally」にすることもできます。
なお「accident」系は、「誤って」という意味もあります。
例文です。
He accidentally killed his father.
(彼は誤って父親を殺してしまった。)
また「by chance」を「by any chance」とすると
「ひょっとして」という全く違う意味になってしまいます。
「happen」を使う方法もあります。
「happen to 〜」で「偶然〜する」「たまたま〜する」という意味になります。
英語の例文です。
I happened to meet him.
(私はたまたま彼にあった。)
次に「故意」のほうです。
以下の英語で表現できます。
on purpose
deliberately
intentionally
例文です。
He ran into me on purpose.
(彼は故意に私にぶつかった。)
「intentionally」はほぼ「on purpose」に置き換えて使えます。
「deliberately」に関しては、「慎重に」という意味もあるように
若干計画的な意図があるようです。
以上、「偶然・故意」に関する英語表現ですが、
最後に面白い表現を見つけましたので紹介します。
accidentally on purpose
これは反対の意味の言葉が一緒に使われていますが、
「偶然をよそおって」という意味です。
わざとなのに偶然のようにみせかけるわけです。
I approached her accidentally by chance.
(私は偶然をよそおって彼女に接近した。)