英語には日本語ではあまり見かけない構文をとることがあります。
例えば「まず最初に〜します。」という文を英語にすると、
The first thing we do is (to) put the rice in the bowl.
(まず最初にお椀にご飯を入れます。)
この文は直訳すると「私達がする最初のことは〜」という始まり方をしています。
少しくどい言い方ですが、英語ではよく使われる構文です。
主語の部分が長くなるので、「頭でっかちの主語」といいましょうか。
ちなみに「put」の前の「to」は省略できます。
この構文は次のように応用して使えます。
The first thing I noticed was 〜.
(最初に気づいたのは〜でした。)
The first food I ate was 〜.
(最初に食べたのは〜でした。)
「The first 〜 」以外に、「All」もよく使われます。
これは以前にも記事にしたことがあります。
英語の例文です。
All you have to do is study English.
(英語を勉強すればいいんだよ。)
これは「あなたがしなければならない全ては〜です」->「〜さえすればいいんだよ」
という意味になります。これもくどいですね。
次の英語は少しだけくどいです。
All I can do is cook rice.
(ご飯を炊くことしかできません。)
「私ができることの全ては〜です」->「〜しかできません」と訳します
ビートルズの曲名で有名なのもあります。
これはわずかにくどいです。
All I need is love.
(愛こそ全て)
「私が必要な全ては〜です」->「〜が全てだ」になります。
この英語の応用形もあります。
All we need right now is 〜.
(今一番必要なことは〜です。)
このような「The first thing 〜」や「All I 〜」のような文は、
英語ではよく使われるので、パターンの1つとして覚えておくといいと思います。